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理科実験研究部
高文連全道大会 優秀ポスター賞受賞
10月19日(土)~20日(日)に苫小牧市で行われた高文連全道高等学校理科研究発表大会に2年生5名,1年生2名で参加し,研究発表地学部門で奨励賞,ポスター展示部門で優秀ポスター賞を受賞しました。
研究発表地学部門では,「環境放射線モニタで放射線の飛来方向を測定するための装置の工夫」というテーマで発表を行いました。私たちは,常に周囲から微量の放射線を受けていて,校舎の近くはわずかですが放射線量が高くなります。校舎などから放射線が飛来していることを確かめるために,自作した鉛箱に放射線モニタを入れて測定し,鉛の放射線透過率を考慮して計算することによって6方向の放射線量を求めました。その工夫が評価され,奨励賞をいただきました。
ポスター展示部門では「置換めっきした銅の色の違いと電子顕微鏡による表面の観察」というテーマで発表を行いました。硫酸銅(Ⅱ)水溶液に鉄を浸すと鉄の表面に銅が析出しますが,その色は水溶液の濃度が薄いほど黒くなります。その黒さを数値で評価するとともに,銅の析出の仕方の違いを電子顕微鏡で確認しました。そのことにより,赤い銅と黒い銅では析出の仕方が異なることを証明しました。そのことが評価されて,ポスター展示の化学部門の発表の中で,唯一の優秀ポスター賞をいただくことができました。
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